2017年12月17日日曜日

幸せに酔いしれる事

ある年齢になって焦る方がいました

60歳を目の前にして
何かしたい、でもそれが何かわからない
でも
このまま終わるのはいやだ

と言われます

そこで私はお伝えしました

もし、何かあるならばひらめきがある日やってきて
その道が開けるので
その日まで無の境地で待っていたらどうですか
彼女は続いて言いました

私の過去は申し分なく、好きなようにさせてもらった
私には人徳があり、誰とも争う事なく物事が平和的にまとまる
夫の事も子供の事も私は満足
今、何も言う事無し
今、義母のお世話をしているがとても上手く行っている
近所の方に羨ましがられるくらい仲がいい
この先も施設などに入れずに私の元でお世話したいと思っている
仕事もしているし役割分担で義母にも夫にも
それぞれ役目をしてもらっている
今とても幸せなのだが、この先何もせずに終わるのが嫌で焦っている

との事

そこで、はた、と私は気付きました
彼女は彼女の幸せに酔いしれていないのです
それどころか
ご自分の幸せを不安にさせようとしています
この先何かしないといけない症候群?

幸せに酔いしれるとは
幸せなご自分に浸り、1日の幸せをありがたく思い
また明日幸せがくる事を信じ感謝して暮らす事です

彼女はすでに日常でやるべき事に才能を発揮しているのです
すでに手にしているやりたい事に気が付かなかっただけ
『そうだったんですね!!』彼女は気付き始めました

帰りぎわ、清々しい彼女の笑顔がすてきです
次回は私の友人を連れてきます!
との事

彼女を通して私にも気づきがあり、感動的な一瞬でした
ありがとうございます


2017年12月16日